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3DプリンターFlashPrint 5フィラメント
- 投稿日:2023.11.30
- 更新日:2024.7.8
【Adventurer5M Pro】フィラメントの送り出し時にコツコツとした異音がする
フィラメントの送り出しの際にコツコツと音がする場合は、押し出しに問題がある状態となります。
原因としては主に下記が考えられます。
スピードが速すぎる
印刷スピードが速すぎる場合、吐出が追い付かず詰まることで射出が正常に行われなくなります。
Flashprint上の「スライスの実行」⇒「一般的な」⇒「スピード」および「加速度」内の各パラメーターを下げると解決されます。
純正の高速対応フィラメントをお使いでない場合には、上記のパラメーターを3割ほどまで下げて印刷されることを推奨します。
温度設定が正常でない
ノズルの温度設定が正常でない場合、フィラメントが溶け切らずノズルが詰まったり、フィラメントが焦げ付いて詰まる場合があります。
フィラメントスプールに記載された適切な温度設定で印刷することで解決されます。
庫内温度が高すぎる
主にPLAなどの温度設定が低めのフィラメントで印刷する際、庫内温度が高すぎるとフィラメントが熱で軟化し、押し出されなくなる場合があります。
プラットフォームの設定温度を下げるか、カバーを開放して印刷することで解決されます。
ノズルとプラットフォームの距離が近すぎる
ノズルとプラットフォームの距離が近すぎる場合、フィラメントが十分に押し出されず詰まりの原因となります。
以下の画像を参考に、本体画面よりレベリングを行ってください。
フィラメントが吸湿している
フィラメントを開封してから時間が経過している場合、吸湿することにより変性し詰まりの原因となります。
フィラメントをフィラメントドライヤーなどで乾燥させてお使いいただくか、新しいフィラメントをお使いください。
引き戻し回数が多い
短時間に多くの引き戻しが実行される場合、フィラメントが削れてしまい押し出されなくなることで、詰まりの原因となります。
Flashprint上の「スライスの実行」⇒「一般的な」⇒「樹脂垂れ防止」内の「ヘッド移動時の巻き戻し長さ」を下げると解決されます。
また、サポート材をつけている場合は、枝状サポートからライン状サポートに変更することで、引き戻し回数が減り解決する場合があります。
ライン状サポートへの変更は、「サポート材」⇒「サポートタイプ」から変更できます。
エクストルーダーに問題がある
エクストルーダーモーターの不具合やエクストルーダーギアの消耗など、エクストルーダー内部に問題がある可能性が考えられます。
エアダスター等を用いてエクストルーダーの清掃を行い、改善されないようであれば該当部品の交換をお試しください。
なお、フィラメントが詰まった場合はこちらを参照の上ノズルの清掃を行ってください。