フィラメントがヘッドから抜けない場合、以下の理由が考えられます。

1. ノズル内部での固着
2. エクストルーダー内での引っかかり
3. ガイドチューブ内での引っかかり
4. フィラメントセンサーでの引っかかり

1,2が考えられる場合

こちらのエクストルーダーギア清掃をご参考ください。
ヘッド内部から引き抜けない際の手順となります。

1. まずはツール>フィラメントの交換(樹脂交換)>取出でフィラメントを引き抜きます。
2. 残った場合はフィラメントをカバー上で切断し、ガイドチューブから取り除きます。
3. カバーを外し、送り出し用のステッピングモーターのネジを外します。
4. エクストルーダーのノズル側先端-ラジエーター間で保持されているフィラメントを切断します
   ※エクストルーダーのレバーを引きながらモーターを引っ張ると切りやすくなります。
   ※この時、フィラメントが短くギリギリの場合は配線を切らないよう作業を行います。
5. エクストルーダーギアに挟まっているフィラメントや粉末となったフィラメントを排出します。
6. ノズル先に溜まっている場合はフィラメントに合わせて印刷時温度まで加熱します。(210℃～)
7. ラジエーターの穴から付属のピンツールを使用して押し込んだ際にノズル先で詰まる抵抗がなくなるまで何度も押し出しと引き抜きをしながら樹脂の除去を行います。
   ※この際ヘッドとノズルが高温になりますのでやけどにご注意ください。
8. 完全に除去ができたらヘッドを組み立てなおします。
9. 念のためツール>水平出し1回目、ツール>設定>ヘッドキャリブレーション、ツール>水平出し2回目を行います。
10. フィラメントを交換して完了となります。

3,4が考えられる場合

こちらのフィラメントセンサー交換をご参考ください。
ヘッド外での引き抜けない際の手順となります。

1. フィラメントをカバー上で切断し、ガイドチューブから取り除きます。
2. センサー付近で引っかかりがある場合はフィラメントセンサー交換を参考に内部のフィラメントを排出します。

※吸湿やフィラメントの劣化によって内部で折れる可能性もありますのでフィラメントの状態にご注意ください。
※印刷前はツール>フィラメントの交換(樹脂交換)>押出しで古いフィラメントを少し押し出してください。
※躯体内は常に清掃を行ってフィラメントくず等が溜まらないようにしてください。つまりの原因となります。