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導入事例
- 公開日:2022.12.9
- 更新日:2022.12.9
3Dプリンター「Creator4S」を用いて、建設資材を製作|FSC藤原産業株式会社
FSC藤原産業株式会社様は、土木の建設資材の製造・販売を行っています。
大型サイズの造形が出来ないということに課題を感じ、3Dプリンター「Creator4S」を導入し、現在は大型サイズの造形に取り組まれています。今回は同社の社長藤原様に、導入の背景についてお話を伺いました。
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信頼性があり、大型サイズの造形が出来ることが導入の決め手
-事業内容を教えていただけますでしょうか?
弊社は土木の建設資材の設計・販売・レンタル業務を行っている会社です。
-Creator4S導入前に、課題に感じていたことを教えてください。
造形物の大きさですね。Creator4Sを導入する前に、FLASHFORGEの機種では「Creator3」と「Creator Pro2」、それから他社メーカーの3Dプリンターも複数台使っていたのですが、もう少し大きいモデルが作りたいと考えていました。
-Creator4Sを知ったきっかけを教えてください。
展示会に行って、Creator4Sを見て、そこでパンフレットをもらったのがきっかけですね。
-購入の決め手を教えてもらえますか?
まずは、大型サイズの造形物が作れる。それから、値段が安いというのが大きいですね。後はCreator3を実際に利用してみて、良かったので、それも決め手になりましたね。
3Dプリンターは試作だけでなく、最終製品用途としても活用
-Creator4Sはどういったことに活用されていますか?
大型サイズの商品を作る際に利用するのですが、土木業界で実際に部品として使う事が多いですね。
-作られている製品は試作ではなく、最終製品として活用されているのでしょうか?
そうですね。もちろん、試作品が欲しいお客様もおられるのですが、主に最終製品のモノを製作することが多いです。弊社が行っているのは世の中にないモノを10個、20個単位でお客様から発注も来ることがあるので、その際に3Dプリンターで最終製品を作っています。
主に少し大きい、20cm~30cmのモノを10個、20個を作っていますね。
Creator4Sで作った素材がお客様に勧められるのかテストしていきたい
-Creator4Sを導入してみて、どうでしたか?
Creator4Sが届いて、日数が経過していないので、まだ本格的には運用できていません。ですが、ヒートチャンバー機能が搭載されている3Dプリンターは初めてなので、造形が難しい素材、例えば、PCやナイロンといった素材をこれから試していく予定です。試していくにあたって、強度がどんなものかわからないので、強度試験も行おうと思っています。
インフィルを色んな設定で試して、どれが一番強いインフィルなのか、どれだけ衝撃に強いのか、今から実験していこうと思っています。本当に強い素材であれば、鉄の代わりに、Creator4Sで作った素材をお客様に勧められるので、そこをやっていきたいですね。
-テスト試験を行って、今後どうするのか判断するということですね。
そうですね。
-普段使っている素材としては何なのでしょうか?
PLA、ASAが多いですね。弊社は20台ほど3Dプリンターを持っており、使い分けながら運用しています。
-実際にCreator4Sで印刷して、精度は高かったですか?
まだ新しいので、今のところは良いのですが、2年後3年後がどこまで耐久性があるのかというところですね。これはどの3Dプリンターも最初は綺麗に印刷できるのですが、使っていくと精度が落ちていくので、それは今後どうなるのかというところですね。
-今後、Creator4Sでどのようなことに取り組まれる予定でしょうか?
先ほど言っていたように、高温で温度管理する必要があるPCやナイロン、後はカーボンが配合された素材を印刷していきたいですね。
-それでは、これでインタビューを終了させていただきます。今回はインタビューに応えていただきありがとうございました。
藤原産業株式会社
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