- 3Dプリンター
- 2015.5.23
3Dプリンターエクストルーダー分解&ヘッドの交換
FLASHFORGEの3Dプリンターは出力ヘッドとエクストルーダーは一体型となっております。エクストルーダー本体は少々重くはなりますが、一体型に設計するとフィラメントの押し出しと引き込み作業がより順調に行えて、ヘッドからフィラメント出力がより安定するからです。
だれでも、簡単に分解クリーニングできるように、FLASHFORGEのエクストルーダーは分解&組み立て可能な仕組みとなっております。ヘッドの目詰まりを起こしたり、フィラメントの出力が悪くなったりすると、エクストルーダーを分解して、掃除することができます。
では、分解手順と、ヘッドの交換方法をご紹介したいと思います。
(今回の分解は右ヘッドの交換になります。)
①まずは、3DプリンターDreamerに電源を入れて状態で、エクストルーダーにセットされてる、フィラメントを取り出します。
タッチパネルの左上の樹脂交換から右フィラメント押し出しから操作できます。
②温度が230度になると、押し出し作業がスタートします。ガッガッガと音がなって、フィラメントが出ない場合は、エクストルーダーの上からフィラメントを挟んで少し力を入れて、引っ張ってください。
③付属の六角レンチでエクストルーダーのX軸固定ねじを外して、エクストルーダーを3DプリンターDreamer本体の上におきます。
④右エクストルーダーの冷却ファンを外すと、右側のモーターが取れます。
(モーターの配線が壊れないように、できれば、コネクタを外しておいてください。)
⑤モーターを外すと、ホットエンド(ヘッド)を固定する長方形のアルミ板の裏側に六角ネジが確認できます。六角レンチでネジを緩めましょう。
⑦ホットエンド配線と熱電対配線をエクストルーダーの基盤から外します。
まずは蓋を取って、マイナスドライバで配線を外します。
⑧配線が全部取れてから、モンキーレンチで右ヘッドを回しながら、長方形アルミ固定板からヘッドを取ります。
⑨ホットエンドの中には白いチューブが入っております。FFF型3Dプリンターにとっては消耗品となりますので、チューブを新しいものに取り替えましょう。
⑩ヘッドが取れたら、ホットエンドに包まれた(断熱材のガラスウイル)カプトンテープを取ります。
(また、使えるので、丁寧に取りましょう)
⑪ヘッド正面側に六角ネジがあります。六角ネジを緩めると、ホットエンドが取れます。また、モンキーレンチで熱電対を半時計回りに回して外しましょう。
⑫画像のようにプラスドライバの先端をホットエンドの通路に差し込んで、モンキーレンチでヘッドを半時計周りに回すとヘッドが取れます。これで、交換する部品が全部取れました。
以上手順でヘッド&チューブを交換するためのエクストルーダー分解となります。
組み立ては逆の手順で行いましょう!
注意:
精度が悪くなったり、樹脂の押し出しが悪くなったりすると、ヘッドまたは白いチューブを取り替えましょう。オンラインショップからお求め頂けます。