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3Dプリンター
- 投稿日:2023.2.2
- 更新日:2023.10.2
【Adventurer4】印刷を開始するとノズル温度が0℃表示になり温度が下がる
Adventurer4でABSで印刷をするときに特に発生する問題です。
印刷を開始すると最初は正常に温度が上がり印刷が開始されるが、開始直後からノズルの温度表示が245/0℃のような表示になり、温度が下がり出します。
この症状について以下の原因が考えられます。
原因:Adventurer4のシステム的問題
「Adventurer4-2.1.5-2.1-20220402」以降のファームウェアから240℃のノズルをお使いでABSの印刷を行う際にこの問題が良く発生します。
発生原因といたしましては印刷開始時、ノズルの温度が一層目の定着を良くするために設定温度から+5℃上がる仕組みとなっており、上限温度の240℃を超えてしまい、加熱異常を防ぐためにシステムが働き、温度表示が245/0℃になり、温度が下がっていきます。
その後、設定値の温度設定に戻るため、印刷が進んでいきますが、温度が下がったタイミングで造形が失敗するかと思われます。
対処方法
・印刷設定で印刷温度を235℃にする
Adventurer4でABSを印刷する際、標準設定ですと240℃の設定となっているため、この問題が発生します。
FlashPrint 5でスライス時に「エキスパートモード」に変更し、「プリンター」タブの「ヘッド温度」で235℃以下に変更していただき、スライスして印刷をすると正常に印刷が開始されます。
エキスパートモードについてはこちらのFAQをご確認ください。
・265℃ノズルに変更する
ノズルを265℃対応のノズルに交換していただくと、問題なく印刷が行えます。
*ノズル交換時は電源を切ってからノズルの交換を行ってください。
*直前までノズルを加熱していると火傷の恐れがあります。注意して作業をおこなってください。
ノズル交換の手順についてはこちらのFAQをご確認ください。
上記対処方法で改善されなかった場合はこちらのFAQをご確認ください。