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3Dプリンターフィラメント
- 投稿日:2023.6.14
- 更新日:2023.6.14
【Creator Pro2】フィラメントの送り出し時にコツコツとした異音がする
印刷や押し出しの際にエクストルーダー(樹脂を送り込むモーター)からコツコツというような異音がする場合は、正常にフィラメントが射出されていない状態となります。
原因としては主に下記が考えられます。
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ノズルとプラットフォームの距離が近い
ノズルとプラットフォームが近いとフィラメントが押し出せず、異音が発生いたします。
水平出し(レベリング)と校正(キャリブレーション)を行うと改善する可能性があります。
水平出しの方法についてはこちらのFAQを確認してください。
キャリブレーションの方法についてはこちらのFAQをご確認ください。
ノズル温度が不安定
ノズルの温度が不安定である可能性があります。
ノズルが加熱できているか、異常な温度表示を表示していたりしないかご確認ください。
フィラメントに適した温度設定になっていない
使用しているフィラメントに対して、印刷データの温度設定が適していない場合があります。
使用しているフィラメントの対応温度と印刷時の温度が合っているかご確認ください。
ノズル内でフィラメントが詰まっている
ノズルにフィラメントが詰まっている場合は下記の手順にて対処してください。
フィラメントが挿入されている場合は、先にフィラメントを抜いておいてください。
- ピンツール(本体付属品)を用意します。
- 本体電源起動後[加熱準備]を選択し、清掃を行いたいエクストルーダーををオンにして[開始]でノズルを加熱します。
- ノズルが加熱されたら、レバーを押しながらフィラメント挿入口からピンツールを挿入します。
- フィラメントの排出ができたら、加熱を停止し、通常の樹脂交換の手順でフィラメントを押し出します。正常に押し出しができたら作業完了となります。
誘導パイプでフィラメントが詰まっている
誘導パイプ内または挿入口辺りでフィラメントが詰まってしまう場合があります。
フィラメントが詰まっているとフィラメントが押し出せず異音が発生します。
誘導パイプの確認についてはこちらの資料を参考に取り外し、取り付けを行ってください。
テフロンチューブの損耗
誘導パイプの中にあるテフロンチューブが焦げ付いていたりするとフィラメントが正常に出ずに詰まってしまい、異音が発生することがあります。
この場合テフロンチューブの交換が必要です。
テフロンチューブのの確認、交換についてはこちらの資料を参考に取り外し、取り付けを行ってください。
エクストルーダーモーターの不具合
エクストルーダーモーターが不具合で正常に回転せず、異音が発生する場合があります。
この場合はエクストルーダーリード線に不具合が発生している可能性が高いです。
コネクタを抜き差ししても改善されない場合は交換が必要になる場合があります。