印刷時や樹脂交換時など、樹脂が押し出されない場合は原因としては下記の可能性が考えられます。

ノズルの加熱不良

押し出し・印刷で樹脂が押し出されない場合はノズルが正しく加熱できていない可能性が考えられます。

ノズルが加熱されない場合は熱電対（温度を計測する部品）に不具合が生じている可能性があります。
下記の手順で確認してください。

1. 2.5mm六角レンチ（本体付属品で可）を用意してヘッド左右にあるカバーを固定している3本のネジを緩めます。
2. カバーを取り外します。カバーを外すと基板や配線類が見えるようになります。
3. 基板右側に熱電対のコネクタ（下記画像赤印の箇所）があるので、このコネクタを一度外してから再接続します。
    

上記でも改善されない場合は基板奥側にあるリボン配線（下記画像赤印の箇所）の再接続をしてください。
リボン配線はコネクタの両端にあるクリップを押すことで取り外せるようになります。

ノズル詰まり（ノズル・テフロンチューブ・誘導パイプ・ラジエーター）

ノズルは正常に加熱されているが樹脂が射出されない場合、ヘッド内にあるノズルセット内の部品に樹脂が詰まっている可能性があります。

まずは、ノズルセットを取り外して詰まりが生じている箇所を確認してください。ノズルセットの取外し・分解・組立の手順についてはこちらを参照してください。

その後にピンツールを使ってノズル清掃をして下さい。
ノズル清掃の手順についてはこちらを参照してください。

エクストルーダーモーター動作不良

正常にノズルが加熱されており、ノズルセットに詰まりもない場合、樹脂を送り出すモーターが正しく動作していない可能性があります。

下記の手順で作業してください。

1. 2.5mm六角レンチ（本体付属品で可）を用意してヘッド左右にあるカバーを固定している3本のネジを緩めます。
2. カバーを取り外します。カバーを外すと基板や配線類が見えるようになります。
3. 基板右側にモーターのコネクタ（下記画像赤印の箇所）があるので、このコネクタを一度外してから再接続します。
   
    

上記でも改善されない場合は基板奥側にあるリボン配線（下記画像赤印の箇所）の再接続をしてください。
リボン配線はコネクタの両端にあるクリップを押すことで取り外せるようになります。

エクストルーダーギアの問題

エクストルーダーギアに埃が溜まっていたりすると回転が行われなくて
ヘッドカバーを止める右2本目のネジの下側1本がギアと干渉する場合が有ります。
下側だけネジを緩めるか外してお試しください。

ギアの清掃についてはこちらを参考にギアの清掃を行ってください。

摩耗が進むとギアだけではなくレバー側にも問題が有る可能性があります。