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機種紹介
- 公開日:2021.11.10
- 更新日:2023.4.24
Adventurer4とAdventurer3を徹底比較|どっちがオススメ?
2021年7月30日、FFF方式3Dプリンター「Adventurer4」の予約販売を開始いたしました。最新機種のAdventurer4に魅力を感じる反面、Adventurer3もコスパが高いので捨てがたいですよね。
そうすると、以下のことが気になるのではないでしょうか?
・Adventurer4と3の違いは何なのか?
・Adventurer4と3のスペック、どっちがいいのか?
・Adventurer4と3、どっちがおすすめなのか?
そこで、この記事ではAdventurer4とAdventurer3のスペックと価格の違いを比較していきます。Adventurer4とAdventurer3、どちらを買うかお悩みの方はぜひ参考にしてください!
ページコンテンツ
Adventurer4とAdventurer3の違い5つ
Adventurer3からAdventurer4へのアップグレードは細かいものなどを含めるとたくさんありますが、まずは以下の「Adventurer4」と「Adventurer3」の違いを参考にしてもらえれば大丈夫です。
Adventurer4とAdventurer3の違い
・プリントサイズが3.2倍拡大
・Y軸の移動性能が向上
・タッチパネルの画面サイズが1.5インチ拡大
・重量が13kg重くなった
・Adventurer3は値下げされて価格が安くなった
Adventurer3の商品ページはこちら
Adventurer4の商品ページはこちら
Adventurer4とAdventurer3の違い:スペック
ここでは、Adventurer4と3のスペックを比較していき、それぞれの特性をお伝えします。
プリントサイズが3.2倍拡大
項目 | Adventurer3 | Adventurer4 |
---|---|---|
プリントサイズ | 150×150×150mm | 220×200×250mm |
まず初めに、プリントサイズですが、Adventurer4は3と比べて3.2倍(体積比)拡大しました。その結果、家庭用3Dプリンターの中では、大型モデルの造形ができるようになりました。
Y軸の移動性能が向上
Adventurer4はY軸方向の移動(ベッド前後移動)を支えるガイドロッドを、1本から2本に増設されています。その結果、前後の移動動作がより安定しました。
1kgフィラメントを格納可能
項目 | Adventurer3 | Adventurer4 |
---|---|---|
格納できるフィラメント | 500g | 500g,1kg |
対応フィラメント | PLA,ABS,PC,PETG,PETG-CF | PLA,ABS,PC,PETG,PETG-CF |
Adventurer4は1kgフィラメントも格納することが可能なため、作業効率が大幅にアップしました。
フィラメントの種類については、Adventurer3,4ともにPLA,ABS,PC,PETG,PETG-CFと、複数のフィラメントに対応しています。
※Adventurer3と4は金属フィラメントには対応していません。金属フィラメントに対応しているのはAdventurer3Xのみとなります。
タッチパネルの画面サイズが1.5インチ拡大
項目 | Adventurer3 | Adventurer4 |
---|---|---|
タッチパネルサイズ | 2.8インチ | 4.3インチ |
Adventurer4はタッチパネルが1.5インチ拡大しました。さらに、タッチ感度も良くなり、日本語対応されているため、初心者でも取り扱いやすい仕様となっています。
オールブラックの外観にモデルチェンジ
Adventurer3の外観はホワイトとブラックを採用していたのですが、Adventurer4はオールブラックで統一感のあるデザインとなりました。
本体サイズは2.4倍に拡大、重量は13kg重くなった
項目 | Adventurer3 | Adventurer4 |
---|---|---|
本体サイズ | 388×340×405mm | 500×470×540mm |
本体重量 | 9kg | 22kg |
Adventurer4はプリントサイズが拡大し、フィラメントも1kgまでの格納が可能になったため、本体サイズもAdventurer3よりも2.4倍(体積比)に拡大し、本体重量も13kg重くなりましたが、家庭でも問題なく利用することができます。
ですが、本体の重量が軽く、コンパクトなサイズに収まった3Dプリンターを希望されている方はAdventurer3の方が良いでしょう。
Adventurer4とAdventurer3を比較:価格
項目 | Adventurer3 | Adventurer4 |
---|---|---|
値段 | ¥96,800(税込) |
Adventurer3については価格改定を行い、9,900円の値下げをしたので、以前よりもコスパに優れた商品となりました。
コスパを重視される方はAdventurer3の方がおすすめと言えるでしょう。
ここまで、Adventurer4とAdventurer3の違いについて解説してきたのですが、Adventurer3で多くのユーザーから良い評判をもらった機能2つはそのままAdventurer4に引き継がれています。
次はそれが何なのかお伝えした上で、Adventurer4とAdventurer3はどういった人におすすめなのかお伝えします。
Adventurer4とAdventurer3、どっちの方がおすすめ?
Adventurer3で良かった以下の機能2つはAdventurer4に引き継がれています。
1.BOX型
2.プラットフォームの取り外しが簡単
一つ目ですが、Adventurer3,4共に外側がボックスで囲まれているため、お子様がいる家庭でも安全に利用することができます。さらに、外気が入らないので、造形エリアを一定温度で保ち、造形物の品質を保ってくれます。
二つ目に、プラットフォームはAdventurer3 は スライド式 、 Adventure4は磁気式 となっています。どちらも柔軟性がある素材を使用しているので、プラットフォームを曲げながら造形物を取ることができます。
以上の2つの機能より、Adventurer4とAdventurer3は家庭で利用できる初心者向けの3Dプリンターと言えるでしょう。
その上で、先ほど解説したAdventurer4と3の比較で明確になった違いをもとに、それぞれの機種がどういった人におすすめなのかご紹介します。
Adventurer4がおすすめな人
Adventurer4は家庭で3Dプリンターを使って、モノづくりを楽しみたいんだけど、
「もう少し大きいサイズの造形物を作りたい!」
という方には、「Adventurer4」はうってつけの3Dプリンターと言えるでしょう。
Adventurer3がおすすめな人
Adventurer3はコスパが良い3Dプリンターが欲しい方にはおすすめです。
「機能面でのアップグレードよりも、まずはコスパを優先して、モノづくりを楽しみたい!」
という方は、値下げがされてよりコスパに優れた「Adventurer3」の方がおすすめと言えるでしょう。
Adventurer3とAdventurer4に関するよくある質問
ここでは、FLASHFORGEの3Dプリンターに関する質問について回答します。
Adventurer3とAdventurer3 Proの違いは?
Adventurer3とAdventurer3 Proは、どちらも非常にコンパクトなサイズで、3Dプリンターのエントリーモデルにおすすめというコンセプトは同じになります。
これらのモデルの違いは、プラットフォームで使用しているプレートのみで、基本的な仕様には違いがありません。
Adventurer3とAdventurer3 Proは、どちらのプレートも加熱式を採用し、PLA・ABS共に対応していますが、Adventurer3に搭載しているプラットフォームは、軟性素材の曲がるビルドプレートを採用しています。
一方でAdventurer3 Proは、ガラスビルドプレートを採用しています。ガラスビルドプレートは表面が滑らかで、造形物を簡単に取り外すことが可能です。なるべく造形物を剝がす手間を削減したい方は、Adventurer3 Proも検討してみてください。
Adventurer4とAdventurer4 Liteの違いは?
Adventurer4 Liteは、Adventurer4で搭載していたエアーフィルターと遠隔カメラ、および付属品の265℃ノズルが付いていません。
また、プラットフォームは、Adventurer4がアルミベースのプレートであるのに対して、Adventurer4 Liteではガラスビルドプレートを採用しています。
価格については、Adventurer4 Liteのほうがリーズナブルなため、エアーフィルターや遠隔カメラなどの機能や付属品が不要の方は、Adventurer4 Liteを検討してみてください。
最後に
Adventurer4とAdventurer3を比較した上で、どちらがおすすめなのか解説しました。ぜひ、Adventurer4とAdventurer3、どちらを購入するか悩んでいる方はこの記事が参考になれば幸いです。
FLASHFORGEは、家庭用3Dプリンターから工業用3Dプリンターまで取り揃えています。
さらに、3Dプリンターに興味を持ってもらう人を増やすために、試作はもちろんのことモノづくりの一部始終を Twitterや YouTubeで発信していますので、もしよければこちらもご活用ください。