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機種紹介
- 公開日:2018.3.24
- 更新日:2021.12.9
FLASHFORGE 3Dプリンター Adventurer3 実機レポート
FLASHFORGE 次世代 家庭用 3Dプリンター Adventurer 3 実機レポート
【はじめに】
今日はFLASHFORGE新機種であるAdventurerシリーズについてご紹介させて頂きます。
AdventurerはFLASHFORGE社2011年製の最初のデスクトップ型3Dプリンターです。
製品のリリース順でいうとAdventurer→Creator→Dreamer→Explorer→Finder→Guider→Hunter→Inventor
たまたまかもしれませんがBが抜けてるアルファベット順。。。
Adventurer(アドベンチャー/冒険家)は家庭用としてはあまりも完成度が高すぎため我慢できずついに実機レポートを書かせて頂きました。
まず外観からみていきましょう~
(開封説明は超簡単なため省略しておきますね~)
まず開封済みの本体画像をご覧ください。
本体メインカラーは白黒で普通の紙プリンターの雰囲気に似てます~
見た目も非常にコンパクトで他の機種と比べても一番小さいかもしれませんって
いうよりも実際にスペックを比べてみたいと思います(笑
いままでFLASHFORGEで一番小さいモデルがFinderでした。
そしてFinderの実機サイズが幅420奥行420高420mmに対してAdventurer3は
388×388×405mmです。(一回り小さくなってますね~)
そして本体重量も9kgまでに抑えられてます!
では~もっとリアルに並べてみますね~
Adventurer3とFinder
Adventurer3とGuider2 (ワオ―!)
見てるとおりサイズ感がぜんぜん違いますね!
3Dプリンターで結構重視されてるのはもちろんプリントサイズです。
Adventurer本体は小さいけどプリントサイズはどうかな~と気になりますよね!?
すぐに公開しますのでもう少し待っててください~(*^_^*)
まずは見た目を好きになって頂くために各角度から製品画像を撮ってみました。
<正面>
<横から>
<後ろから>
<上から>
【機能紹介】
それでは早速ですが今からAdventurer3の主な機能について紹介していきます。
まずは一番気になってる出力のワークエリアから説明させて頂きます!
本体サイズに比べては出力サイズも小さくありません。
なんと!150㎜角のオブジェクトが出力できるんです。
更にヒーター付きベッドなのでPLA以外にABSもプリントできるようになってますよ~
(本来ヒーター付きベッドだとプリントの後ってベッドは本体から外せないでしょう?)
答えは:いいえ!Adventurer3のプラットフォームはヒーター付きのスライド式プラットフォームです!更に!更に!プラットフォームは曲げられる素材だからプリント後のモデルはより簡単に剥がれます!
<プラットフォームを取ってみました。>
<プラットフォームを曲げてみました。(強度も問題ありません、すぐに変形しそうな素材ではないようです。)>
次に紹介したいのがフィラメントカートリッジです。
フィラメントは本体右側に収納されていてフィラメントのロード&アンロードも全自動化になっています。
(従来の悩みといえばフィラメントがエクストルーダーに入っていかなかったりフィラメント交換でなかなか取出せなかったりして、結構手間がかかってましたが、これらの悩みはすべて最新のエクストルーダーで解決できました。)
もちろんエクストルーダー内にフィラメント検出センサーも内蔵されてるのでフィラメント切れも心配ありません。
<カートリッジを開けてみました。>
<矢印方向へフィラメントを入れました。>
それでは電源を入れてフィラメントロードを試してみたいと思います。
電源オン!(電源は本体右側の奥下にあります。)
いつものフラッシュフォージなりの起動音<ビービッビッビ~ビッビビビー>は変わってないようです。笑
(起動音のオンオフは本体側で設定できます~)
画像どおりタッチパネル言語が英語になってますが本体インタフェースと日本語マニュアルそしてソフトの日本語化はこれからFLASHFORGE JAPANが丁寧に作成していくのでご安心ください~
<赤い丸が電源スイッチ>
<3.8インチタッチパネル>
フィラメントロード手順:①Adventurer本体電源オン→タッチパネルフィラメント→ロード→フィラメントをエクストルーダーに入れて完了!
ここでちょっとびっくりしたのはノズル温度220度まで上がるのにたった数十秒しかかかってません。フラッシュフォージの中では一番早いかも~
実は今回最も紹介したい特徴はヘッド(ノズル)部分です。
ノズルも従来の素材だと真鍮が多いですがAdventurer3はステンレスに変わりました。
そのおかげで加熱速度が倍に上がりました。
そしてノズルもワンプッシュで交換できるようになっています。
(本体内部照明もヘッド側に付いてるのでプリント中の様子確認が楽です。
こんなところ気にしない人もいるかもしれませんが私はけっこう気にいってます!^_^
テストしてみたところ20度から220度に加熱した時50秒かかりました。
主な機能は以上となりますが最後にプリントテストをやってみたいと思います。
本体内蔵メモリに入ってる小船のGコードで出力してみました。
とにかく稼働音はFinderよりも静かです。(45デシベルくらい)
作業机の上に載せておいても気にならない程度だと個人的に思ってます。
【最後のまとめ】
FLASHFORGEの他の機種と比較してみて点数を付けてみました~
(もうライバルなんていないようだから自社製品で戦わせるしかないな~なんて一切思ってませんよ!笑)
それでは評価スタート!
①見た目もコンパクトで割と狭い空間でも場所など気にせずに使えるし、プリントサイズもそこそこ大きいので+10点。
②Adventurer3の本体素材と基本構造はCreatorProみたいに金属の枠組みとプラスチックの組合せで安定性はあると思いますので+10点。
③Finderも結構精度が良くて操作性も良いと思いますがAdventurer3はABSにも対応してるので+10点。
④ヘッドの目詰まりにおいてのワンプッシュでノズル交換などトラブル解消が非常に便利になったことで+10点。
⑤フィラメント検出機能と全自動押出取出機能付きだから+10点
⑥プラットフォームが取出し可能で曲げることによってモデルがより剥がしやすくなったので+10点。
⑦本体開封からセッテイングそしてプリントまでの流れがより簡単になったので+10点。
⑧キャリブレーション(水平出し)がワンクリックで行えるので+10点。
⑨高画素カメラ機能が付いてるので+10点(将来3Dプリンターには欠かせない機能だと思うしおそらく今後はプリント完了した画像を3Dプリンターからスマホに送ってくるはずです。)
もう90点ですね!
100点満点を狙ってるので最後にすごい機能を紹介致します。
⑩実はFlashCloud(フラッシュクラウド)の開発が進んでいます。
FlashCloudがリリースできれば一台のPCで複数台のAdventurer<or>FLASHFORGEの他の製品の制御&機器管理が実現できます。そうなると自分の3Dプリンターをウェブ上でシェアしあったり、データーの流通が従来より便利になって、ものづくりがより楽しくなっていくでしょう!ということで+10点で合計100点にならせました!笑
以上となりますがプリント結果をみてみたいと思います。
<残り5分でプリント完了。。。>
4分…
3分…
2分…
1分…
完成しました!