-
導入事例
- 公開日:2022.2.17
- 更新日:2022.4.19
ビンドゥンドゥンを3Dプリントしてみた!
現在、開催されている北京冬季オリンピックでひときわ人気を集めている、パンダのマスコットはご存知でしょうか?
このかわいいマスコットは氷墩墩(ビンドゥンドゥン)という北京冬季オリンピックの正式マスコットです。
中国のみならず、日本でも大変人気で、ビンドゥンドゥンのぬいぐるみ、フィギュアなどの関連商品が品切れしており、入手困難だそうです。
そこで、今回は人気マスコット「ビンドゥンドゥン」を3Dプリントして、実物と同じものを作ってみました。
この記事では、どのようにビンドゥンドゥンを3Dプリントしたのか、その制作過程についてお伝えします。
ページコンテンツ
ビンドゥンドゥンの制作過程
ビンドゥンドゥンを制作するにあたり、FLASHFORGE製のFFF方式3Dプリンターを用いて、3Dプリントしました。
ステップ1:ビンドゥンドゥンの3Dモデルをダウンロード
ビンドゥンドゥンは3Dデータの共有サイトなどの、無料でダウンロード可能です。
3Dモデルは様々なファイル形式がありますが、今回はSTLファイル形式をダウンロードしました。
ステップ2:ビンドゥンドゥンの3Dモデルをスライス
用意したSTL形式のデータのままだと、3Dプリンターは読み取ってくれません。
そこで、3Dプリンターでもデータを読み取るためにスライスソフトを使って、Gコードというファイル形式に変換していきます。
参考記事:3Dプリンターとは?活用事例を交えて仕組みや使用方法について簡単に解説
FlashPrintを用いてGコードに変換するまでの工程ついて説明します。
1)ビンドゥンドゥン3DモデルをFlashPrintにインポートします。
モデルファイルを長押ししてFlashPrintインターフェースにドラッグします。
2)ビンドゥンドゥン3Dモデルを適切な場所に調整します。
[回転と拡大縮小]ボタンを使用して、モデルのレイアウトとサイズを設定します。
3)ビンドゥンドゥン3Dモデルにサポート材を追加します。
[自動サポート]をクリックすると、サポート構造が自動的に設定されます。次に、不要な支柱を取り外します。
4)ビンドゥンドゥン3Dモデルのスライスを開始します。
[スライスの開始]をクリックして、印刷に用いる素材を選択します。ここでは、PLAを選択しました。
[スライス]をクリックすると、モデルのスライス過程が表示されます。
5)スライスしたビンドゥンドゥンのGコードファイルを保存します。
これで、最終ファイルが.gx形式に変更されました。
ステップ3:ビンドゥンドゥンを3Dプリント
白いフィラメントを選択し、3Dプリンターのタッチスクリーンで[印刷]をクリックして、ビンドゥンドゥンの3Dプリントを開始します。
ステップ4:装飾する
3Dプリントが完成したら、ビンドゥンドゥンは目、耳、腕が黒いので、その部分を黒く塗ってください。
これで、ビンドゥンドゥンの完成です。
当社でも、ビンドゥンドゥンを作ってみました。
顔をカラフルに装飾することで、かわいいビンドゥンドゥンが出来上がりました。
サイズを大きくしてみたり、ヘルメットを被せてみたりと、自分好みにカスタマイズ出来るのも3Dプリンターの魅力ですよね。
こういった人気マスコットも3Dプリンターさえあれば作ることができるので、興味のある方は一度お試しください。