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3Dプリンター
- 投稿日:2022.10.5
- 更新日:2022.10.5
【Adventurer3】フィラメントの送り出し時にコツコツとした異音がする
印刷や押し出しの際にエクストルーダー(樹脂を送り込むモーター)からコツコツというような異音がする場合は、正常にフィラメントが射出されていない状態となります。
原因としては主に下記が考えられます。
ページコンテンツ
ガイドチューブ内でフィラメントが折れている
エクストルーダーを分解して、ガイドチューブ内に詰まっているフィラメントを取り出してください。
分解手順につきましては、こちらの資料を参考にしてください。
ノズル温度が不安定
ノズルを一度抜き取ってから、奥までしっかりと差し込んでください。
その後、ヘッドリボン配線(下記画像赤印の箇所)を再接続してください。
ヘッド内でフィラメントが引っかかっている
ヘッドまでフィラメントが入るがノズルまでは到達しない場合、フィラメントがヘッド内で詰まっている可能性があります。
その場合は下記の手順にて確認・対処してください。
- まずは、ヘッドからガイドチューブとリボン配線を外します
- 2.5mm六角レンチ(本体付属品で可)を用意し、ヘッド上面にある六角ネジを外します。
- ネジを外すと基板やエアチューブジョイントの接合部が見えるようになります。
- モンキーレンチ等の工具を用意してエアチューブジョイントを外し、フィラメント詰まりを確認して下さい。
フィラメントが詰まっている場合は取り除いてください。
ノズルとベッドの距離が近い
ノズルとベッドとの距離が近い場合は下記の手順で対処してください。
本体起動直後の画面に戻り[ツール]→[校正]を選択して再度校正をしてください。
校正の詳しい手順については下記URLを参照してください。
Adventurer3シリーズ 校正の手順・注意事項
校正を再度調整してもうまくいかない場合はファームウェアを書き換えてください。
ファームウェアの書き換え手順は下記URLを参照してください。
ファームウェア更新方法
ノズル内でフィラメントが詰まっている
ノズルにフィラメントが詰まっている場合は下記の手順にて対処してください。
- ノズルクリーニングツール(本体付属品)を用意します。
- 本体の[ツール]から[予備加熱]を選択し、温度を[240°]に変更してノズルを加熱します。
- ノズルが240°に加熱されたら、ヘッドのガイドチューブを外します。
- ガイドチューブが刺さっていた箇所からクリーニングツールを差し込んで、ノズル内に詰まっているフィラメントを排出します。
- フィラメントの排出ができたら、ガイドチューブを差し戻し、通常の樹脂交換の手順でフィラメントを押し出します。正常に押し出しができたら作業完了となります。
フィラメントに適した温度設定になっていない
使用しているフィラメントに対して、印刷データの温度設定が適していない場合があります。
使用しているフィラメントのリールに記載されている温度設定と、印刷データの温度設定が合っているか確認してください。
※ABSフィラメント(220°~240°)にPLAフィラメント用の設定データを使用すると正常に射出されずに詰まりや異音が生じやすくなります。
エクストルーダーホイールの締め付け調整
エクストルーダーのフィラメント送り出しホイールの締め付けを調整してください。
下記画像赤印の箇所が締め付けを調整するネジとなっています。
2.5mm六角レンチ(本体付属品で可)を用意して、最大まで締めた後に1回半~2回転分程緩めてください。