-
3Dプリンター
- 投稿日:2023.4.17
- 更新日:2023.4.18
【Adventurer3】ヘッドがX軸の端まで移動した際に異音が発生する
X軸が端まで動いた時(原点移動やホームポジションなど)に端まで移動して異音が発生し、画面操作も受け付けないような状態に
なる場合があります。
このような状態になった場合、このページをご確認ください。
まずはプリンター本体の電源を切ってから、下記原因をご確認のうえ、症状にあった対処方法を行ってください。
ヘッドが右端に移動した際に発生する場合
ヘッドが右端(原点位置)に移動しようとした際に発生する場合、下記の原因が考えられます。
ヘッドカバーの組み立て不良
ヘッドファンやエアチューブジョイントの交換作業時にヘッドのカバーを開きます。
その際にカバーの締め方が悪いとカバーが少し半開きになります(下記画像)。
この半開きが原因でセンサーが反応できず、右に動き続け、異音が発生する可能性がございます。
ヘッドカバーをしっかり締めてネジを止めてください。
センサーの不具合
ヘッド右側面に穴があり、その内部(下記画像赤枠部)にX軸の光電センサーがあります。(ヘッド基板に固定)
このセンサーの凹部にゴミなどが入っていると誤反応により、X軸が右側に動かないようになったり、右端まで移動しても
右に移動し続けるような挙動を起こす可能性がございます。
エアダスターなどでこの部分の清掃を行うと改善される可能性があります。
また、ヘッドリボン配線の抜き差しを行うと症状が改善する可能性があります。
*配線を抜いた際に配線先端の端子部をご確認ください。
この部分が焦げていたり、めくれていたりすると動作不良(X軸動作不良、加熱不良など)が発生する可能性がございます。
この場合はヘッドリボン配線の交換が必要となります。
リボン配線に異常がない場合はヘッド基板の交換が必要となる場合がございます。
ヘッドリボン配線をお買い求めの場合はこちらの商品をお求めください。
ヘッドリボン配線の交換手順はこちらをご確認ください。
ヘッド基板をお買い求めの場合はこちらの商品をお買い求めください。
ヘッド基板の交換手順はこちらをご確認ください。
ヘッドが左端に移動した際に発生する場合
ヘッドが左端に移動しようとした際に発生する場合、下記の原因が考えられます。
移動限界
左側の端にはセンサーが存在しないため、移動限界を超えて左側へ動こうとすると異音が発生します。
印刷時に左端に動き続けるような動作が起こっている場合、印刷データ、ファームウェアに不具合が発生している可能性がございます。
ファームウェア更新についてはこちらをご確認ください。